「CADの仕事に就きたいけれど、今の年齢からでも間に合うのだろうか」。
未経験からCADオペレーターや設計補助を目指すとき、年齢が気になって一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、CAD転職に年齢の上限があるのか、求人に年齢の条件が書かれる仕組み、年齢に合わせて準備したいことを整理します。
結論|法律で決まった上限はない。求人ごとの応募資格で確かめる
CADの仕事への転職に、「何歳まで」という法律上の上限はありません。
求人の募集や採用で年齢を制限することは、法律で原則として禁止されています。
ただし、若い人を長く働く前提で未経験から育てる採用などは、例外として年齢の上限を設けることが認められています。そのため、求人によって年齢の条件があるものと、ないものがあります。
「何歳だから無理」と決める前に、応募したい求人の応募資格を確かめ、自分の年齢と経験でどこから応募できるかを整理することが大切です。
キャドガクでも企業の求人を取り扱っており、CADの学習とあわせて、年齢や経験に合った応募先を一緒に検討しています。
求人に年齢の上限があるのはどんなときか
募集・採用での年齢制限は原則として禁止されている
事業主は、労働者の募集や採用について、年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならないと法律(労働施策総合推進法第9条)で定められています。
この決まりは、ハローワークの求人だけでなく、求人広告や民間の職業紹介の求人にも適用されます。
求人に年齢の上限を設けられるのは、法令で定められた例外に当たる場合だけです。
若い人を未経験から育てる採用は、例外として認められている
例外の一つが、長く勤めながらキャリアを築いてもらうことを目的に、若い人を採用する場合です。
この例外で年齢の上限を設けるには、期間の定めのない雇用であること、職業経験を求めないこと、新卒者と同じ処遇で採用することが条件になります。
つまり、この例外で年齢の上限を設けた求人は、経験を問わずに人を育てる前提の採用です。上限の年齢に入っていれば、未経験でも応募できる入口になります。
求人に年齢の条件が書かれていたら、上限の年齢とあわせて、理由が書かれていればその内容も確認しておきましょう。
一方で、年齢の条件を設けず、未経験歓迎で研修を用意しているCADオペレーターや設計補助の求人もあります。年齢の上限がある求人に応募できなくても、それだけで選択肢がなくなるわけではありません。
年齢によって準備の重点が変わる
20代:年齢の上限がある未経験採用にも応募できる
20代で上限の年齢に入っていれば、年齢の条件がある未経験者向けの求人と、条件がない求人の両方が応募先の候補になります。
選べる求人が多い分、仕事内容や雇用形態、研修の中身を比べて選ぶことが大切です。
年齢の条件を理由に急いで応募先を決めるのではなく、入社後に任される仕事まで確かめてから選びましょう。
30代:これまでの経験とCADのつながりを示す
求人の上限の年齢を超えている場合、応募先の中心は、年齢の条件がない求人になります。
その中にも、未経験歓迎の求人はあります。準備として大切なのは、これまでの仕事とCADの仕事のつながりを具体的に伝えられるようにしておくことです。
たとえば、製造や建設の現場で図面を見てきた経験や、製品の仕様を関係者と調整してきた経験は、図面を扱う仕事との接点として伝えられます。
前職で図面に関わっていない場合は、取引先との調整や納期の管理などの経験を書き出しておきましょう。指示を受けて期限までに図面を修正する仕事で、どう活かせるかを言葉にしておくと面接で伝えやすくなります。
年齢にかかわらず先に準備できること
年齢は変えられませんが、CADの準備は今から進められます。
応募前にCADソフトの基本操作に触れておくと、仕事内容が自分に合うかを確かめられ、面接で学んでいることを具体的に話せます。
未経験の応募者について企業がどんな点を見ているかは、「CAD未経験から正社員転職を成功させる方法」の記事で解説しています。
年齢が気になるときに求人で確かめたいこと
年齢の条件だけで応募するかどうかを決めず、次の点もあわせて確かめておきましょう。
- 応募資格:年齢の上限があるのか、その理由は何か
- 雇用形態:正社員なのか、派遣や契約社員なのか
- 研修:未経験者向けの研修があるのか
- 最初の仕事:入社後に任されるのは図面の作成か、修正か
- 歓迎条件:これまでの職務経験が活かせる条件はあるのか
- 使用ソフト:どのCADソフトを使うのか
求人票で分からない点は、応募前や面接の場で質問して確かめておきましょう。
年齢に合わせて学び方と相談先を選ぶ
CADの学び方や相談先にも、年齢などの対象条件があるものがあります。
キャドガクの受講対象は20代が中心で、CADの経験がある方は32歳程度までを対象として検討しています。就職を前提としたスクールのため、転職の意思があることも条件です。
ご自身が対象に入るかどうかは、無料オンライン説明会で確かめられます。
対象から外れる場合は、独学でCADの基本操作を練習しながら、年齢を問わない求人に応募する方法があります。
仕事に必要なスキルを身につけるための公的な職業訓練(ハロートレーニング)という制度もあります。対象者や学べる内容は、ハローワークで確認してください。
学び方ごとの期間や費用、対象者の違いは、「CADスクール比較」の記事で整理しています。
まとめ|年齢だけで諦めず、応募できる求人と準備を整理する
CADの仕事への転職に、法律で決まった年齢の上限はありません。
求人に年齢の上限があるのは、若い人を未経験から育てる採用などの例外に当たる場合です。年齢の条件を設けていない求人もあるため、応募資格を一つずつ確かめることが出発点になります。
そのうえで、20代なら求人の中身を比べて選び、30代ならこれまでの経験とCADのつながりを伝えられるように準備を進めましょう。
「自分の年齢と経験なら、どんな求人から応募するのが現実的か」を一人で判断しにくい場合は、キャドガクの無料オンライン説明会で相談できます。
キャドガクは、CADの基礎学習から転職に向けたキャリア相談、求人紹介までを一貫して行う、20代向けの完全無料のCADスクールです。企業の求人を取り扱っているため、学習の進め方とあわせて、応募先の選び方を一緒に検討します。